まんま!の備忘録

ソフトウェア・ファームウェア・ハードウェア関連の備忘録

【KiCAD】基板の設定(その1:基板編集レイヤー)

基板の設定の基板編集レイヤーとはどんな設定項目かをまとめます。(Macでも同様です)

ここで、基板実装の流れを知っておくと、より理解が深まるかと思うかと。以下参考です。
www.yamaha-motor.co.jp

SMTオペレーターやってたことありますが、前段取りに頭使うんですよね。
この部品そろそろ無くなりそうだから、棚から持ってこようとか、
次の基板にこの部品使うから棚から持ってこようなどなど。


では、本題。こんな画面です。

FはFront(表面)、BはBack(裏面)かなと。

それぞれの項目の説明です。

項目 概要
F/B.Courtyard 安全に部品実装するための必要な余白。
F/B.Fab 基板には印刷されない情報。実装時の注意やコメントなど。
F/B.Adhesive 接着剤塗布領域。個人設計ではあんまりつかわないでしょう。
F/B.Paste クリームはんだ塗布レイヤ。はんだマスクと対応。
F/B.Silkscreen 基板に印字するマークや文字のレイヤ。C1, R1とかシリアル番号とか。
F/B.Mask レジストを塗らない領域のレイヤ。
F/B.Cu パッドや配線レイヤ。
Edge.Cuts 基板外形レイヤ。出来上がる基板に対応。
Margin コンポーネントのアウトラインが越えてはならない制限。現在はほぼ使われていないみたい。(参考)
User.* ユーザー定義


以上になりますが、とりあえずは編集せずにこのままでいいでしょう。
Adhesive、Margin、ユーザー定義なければ、チェック外してもいいぐらいですかね。
んで、最終こんな感じ。